一番茶の様子 その二

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続きです。手摘みの後は摘採機の出番です。愛車の「ごろう」は僕の相棒みたいなものです。

僕が就農した年にうちに来た彼はいつも畑では一緒です、もう8年位の付き合いになりますね。

多少無理をさせる事もあるけど頑張って働いてくれます。

 

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この写真は今年一番量があった畑です。少し進んだだけで袋が一杯になり収穫になかなか時間がかかりました。

緑の層がすごいでしょ?

一番茶の様子 その一

お久しぶりです、健悟です。

4月の下旬から、5月の中旬ごろまで今年の一番茶の収穫がありました。

今日はその時の様子を紹介していきます。

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まず最初は手摘みの様子です。

毎年この時期だけ来てくれている茶娘の方たちです。この道50年以上の人もいて、手摘みの正確さ速さは一級品です。

彼女たちは、僕が一かご摘む間に二かご、三かごと摘んでいきます。摘んだ跡も積み残しが無く綺麗に摘まれていきます。

一年に一回きりの手摘みを彼女たちも楽しんでくれています。

 

新茶が始まりました!

こんにちは、健悟です。

4月も下旬に入り、てっちゃんの茶工房でもいよいよ待ちに待った新茶が始まりました!

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一年の集大成、我が子達が良い芽に育ち、いいお茶になってくれるとうれしいです。

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最初は収量が少ないですが一番最初のお茶は、香り、味、色と新茶らしいいいものが出来ました。

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春整枝 続き

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前回ぼさぼさの畑をお見せしましたが、この間綺麗にならしをしてきました。

さて春整枝の畑ですが、一般的に春整枝のお茶は普通のお茶と比べて味が落ちると言われています。

主な原因としては、葉っぱが不揃いになってしまい雑味が増えるらしいです。

「らしい」と書いたのは、僕はそうは思わないからです。

春整枝の畑は、収穫の時期こそ遅れますが、芽が急激に伸びてくれます。

その急激に伸びた芽は、普通の畑と比べて、葉っぱや茎が固くならないんです。

その茎まで柔らかい葉っぱをお茶にすると、普通なら丸くて固い茎がピシャンと平らになってうま味のある茎になってくれます。

さらに、葉っぱが不揃いという事は、良く言えば、みるい芽や大きく開いた味のある葉っぱなど色んな味が混ざり合ってくれるとも取れます。

色んな部位の味が楽しめるのは、雑味とも取れますが、そのお茶の特色でもあると思うんです。

 

てっちゃんの茶工房では、色んな味を味わって欲しいと思い、この畑で採れたお茶を「荒茶づくり」という仕上げ方にしました。

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この「荒茶づくり」は、見た目はいいものではないですが、本来のお茶のみるい所からこわい所、粉、茎などお茶の全部が一度に味わえる様になっています。

上品ではないですが、畑の恵みを残すことなく味わえるお茶になっています。おいしいですよ!

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荒茶づくり・原っ子兄ちゃん

100g・756円です。

 

春整枝

こんにちは、健悟です。

まずは、この写真を見てください。

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はい、お茶畑でございます!

でも、普通の畑と少し違うところがあるんです。ヒントは、この写真が3月に撮ったということです。

もうひとつヒントに普通の茶畑を同じ時期に撮った写真がこちらです。

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分かりました?

そう、前にもブログで書きましたが、10月に整枝をせずに、ぼさぼさの畑のまま、放置してあります。

決して、この畑の事を忘れていたわけじゃないんですよ。それには理由があるんです。

元々、この畑は、寒い空気がたまりやすい場所、いわゆる霜をくいやすい場所にあって、毎回悩みの場所でした。

そこでとった方法が、芽が出る時に霜をくうのなら、芽を出す時期を遅らせれば霜はくわないじゃないかという考えの「春整枝」でした。

春に整枝を行う事で、お茶の収穫時期が遅れてしまいますが、霜によって畑を傷めずにいることが出来ます。

最近では霜対策も防霜ファンなど色々ありますが、省エネで出来て、昔からあるのがこの方法です。もうすぐ、整枝をする時期です。おいしいお茶が取れるのを期待します。

ちなみに、この畑から取れたお茶だけで作った商品があります。その話はまた次回に。