今年の春は、ドカ雪から夏日まで天気のふれ幅が大きいです。
だれでもこの天気で、服や食べ物で体調管理に気をつかいますよね。
茶の木も同じく。夏の暑さ冬の乾燥、天気のふれ幅が激しくなって、体調管理が難しいです。それでも、春になると力強い新芽が茶畑で一斉に出てくれるのは本当にありがたいです。
15年前の3/30に、牧之原台地では過去に例がないほどの大凍霜害を受けました。その年は暖かく新芽が動きだしていたため、牧之原台地の80%の茶畑が被害にあいました。
「当たり前ってなんだろう?」
茶の新芽は春になると当たり前に出てきます。これは植物の摂理。半面自然災害は、人から見ると突然の出来事にも思いますが、自然界から見たらそれが自然の摂理。
本当は「当たり前」なことなんてないのかもなぁ。一方の視点から見た言葉だなと感じます。
お米が騒がれていますが、農作物には計画通りに行くことばかりではありません。計画は人がする皮算用でもあるからです。
自然の中に暮らしていると、自然の都合と人間の都合をどうバランスを取って暮らしていくか?に意識が向きます。私たちはそんな自然たっぷりなところで、3代農業を営み、お茶を作っています。
農地があるため、遠くに移動することはできませんが、私たちが作ったお茶をあなたの暮らしに届けられればありがたいことだなと思っています。
今年ももうすぐ新茶が始まります。
てっちゃんの茶工房。どうぞよろしくお願いいたします。