一杯のこだわり

 

てっちゃんの茶工房は、『深蒸し茶(ふかむしちゃ)』(写真左側)を作っています。

 

深蒸し浅蒸し

 

「深蒸し(写真左)とは、通常の煎茶よりも長い時間蒸すことによって味や色を濃くする、牧之原台地周辺で発明されたお茶の製法です。

日照時間が長いため、健康的な茶の木が育ち、ずっしりとした肉厚な新芽が育つわが家では、新芽は充分に蒸して甘さを出しています。

 

ankocha

 

ずっしりとした飲みごたえのある深蒸し茶は、甘みのしっかりある餡子にはぴったりです。

 

《てっちゃんちの、お茶の特長》

1 色が濃くても、渋くない!

2 茶葉をたくさん入れても、渋くない!

3 熱めのお湯でも、渋くない!

 

てっちゃんの茶工房のお茶の味は、色は濃くても、渋いという事はありません。逆に甘みを感じるようになります。まぁ、ここだけの話・・。さすがに熱湯で入れるとそれなりの渋さは出ますが、お茶ですから、心地よい渋さも美味しさの一つだと思います。

ちょっぴりマニア、特殊な深蒸し専用の機械

 

わたしたちのお茶工場では、お茶を蒸すために、「送帯式蒸機(そうたいしきむしき)」を使っています。

 

蒸し機

 

これが、わが家の大切なお茶を蒸す機械「送帯式蒸機(そうたいしきむしき)」です。

お茶の蒸機は2種類あって「送帯(そうたい)式蒸機」と、「回胴(かいどう)式蒸機」があります。

 

「送帯(そうたい)式蒸機」は、蒸気が出ている機械の中に茶葉が乗ったベルトが流れていきながら、お茶を蒸す機械です。(ちなみに「回胴式蒸機」は、回転する機械の中に蒸気を送り込み、茶葉を叩きながらお茶を蒸していく機械です。)

 

工場検茶

 

わが家が大切にしている「送帯(そうたい)式蒸機」の特徴は、お茶の葉を傷つけることなく蒸しを行うので、深蒸しにしても小さな芽も形を残して蒸すことができます。新芽に傷を付けないため雑味が出ず、一番おいしいところをしっかりと茶葉に残すといいます。

 

肉厚新芽

 

この機械は、太陽をたくさん浴びて育った、牧之原台地の肉厚な新芽をしっかりと蒸すために作られた機械でもあり、わたしたちの自慢です。

お試しいただきたい、お茶のいれ方

 

『飲んで納得、買って満足なお茶づくり』をモットーに、一杯だけでなく、二杯、三杯と何杯でも飲めるお茶を作ることを心掛けています。そのため、てっちゃんの茶工房ののお茶は、渋みが少なく甘みがあるのが特徴です。

おすすめの飲み方は、茶葉を多めに使い、少し冷ましたお湯(70℃~80℃前後)で淹れていただくこと。そうすると、深蒸し茶特有の甘みとコクが楽しめます。その後の、二煎・三煎目は、少しずつお湯の温度を上げて、たっぷり召し上がってみて下さいね。

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